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2004/10/31

モデム不調

3月にやっとダイヤルアップから1MのADSLにしたのですが、ある日モデムのスイッチを入れるといつも点滅しているはずのランプが消灯している。案の定インターネットにつながらなくなっていました。プロバイダのサービスセンターに電話しても「ただ今大変混み合っております。このままお待ちいただくか、時間をずらして再度おかけ直しください。」と繰り返すだけ。時間がかかりそうだけどメールで送ってみよう、と思い「お問い合わせフォーム」から入力して送信完了。(もちろん、別の場所にあるパソコンからです。)そうしたら、意外に次の日回答メールが届いて「おっ、早いじゃないか!」とちょっと感激。内容は「モデムの故障が考えられるので回線事業者から交換モデムを送ります」とのこと。
交換モデムが届いてさっそくケーブルから繋ぎなおし、スイッチON!・・・あれ?同じランプが消灯してる・・。当然インターネットには繋がらず・・。ケーブルを別なのに換えてみたり、電源をあちこちの壁から接続してみたり、最初からやり直してみたりするけど、事態は変わらず・・・。がっかり感が増す。
次の日また「お問い合わせフォーム」からプロバイダにメールする。翌日回答メールが届く。(回答は早いんだけどね・・)と思いつつ読むと「交換モデムは点検して送っているはずなので不良品ということは考えにくいから、再度接続や設定を見直してみてね」という内容。さんざんやっているけど、念のためもう一度メールに従ってケーブルを換えたり電源を変えたり、パソコンの設定を確認したり全部はずしてやり直したりしてみる。そして、スイッチON!・・やっぱりだめである。がっかり感が増す。
プロバイダにメールで報告。全部試しましたが、ダメでした、と送ると次の日「モデムの故障が考えられるので回線事業者から交換モデムを送ります」とのこと。(おいおい点検して送って来てるってほんとかい?)
交換モデムが届いてさっそくケーブルから繋ぎなおし、スイッチON!・・・あれれっ?今度はランプが全然つかないよ。そんなばかな・・。モデムのアダプタを手で押さえてみたりする。すると・・なぜかランプがついた!しかし、手を離すと・・消えた!押さえてみると・・つく!離すと・・消える。(ずっと手で押さえてろってか!?)
これはアダプタが不良に違いないと思い、まだ返してない前のモデムのアダプタを繋いでみると、やった!正常にランプが点滅!
ということで、最初のと2番目のはモデムが不良。3番目のはアダプタが不良。2番目の正常アダプタと3番目の正常モデムでめでたくインターネット接続復活しました。が、私はといえば夜中に寒い所で接続ガイドを見ながら何時間も悩んでいたのでストレスと精神的ダメージで絶不調。風邪ひいたかも・・。

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2004/10/16

静物画とモチーフ

     hanpuku.jpg

これは私のMain Web Site「画家の部屋」の中の「卵の部屋」に置いてある「反復形象」という絵です。この絵の中の白い植木鉢は見る人によって「ゴミ箱」と捉える人もいれば象徴的に「お墓だ」という人もいて私なりに感心させられます。お墓だと言った人は最近父親を亡くされた方でした。絵を見る人は画家の受けた感覚を一緒に感じるということですが、これは見る側の心境に関わってきますので受ける感じはこの例のように様々だと思います。

静物画は何をモチーフに選ぶかで、もうその画家の中の宇宙が表れてきます。モチーフの並べ方はもちろん、色の選び方ひとつにしても画家の内面を表す要素です。その時感じているさまざまな思いや心の中に浮かぶイメージをモチーフを通してキャンバスに描き出そうとします。どこで完成させるかは人によって様々ですが、私の場合本当の意味での完成ということはありません。“どこで自分を許すか”で終わりが決まります。


「アルティミシア」Artemisia (1997・フランス)VHS
      Artemisia.jpg

監督:アニエス・メルレ
出演:バレンティナ・チェルビ/ミシェル・ゼロー 他

ところで、静物画はかつてフランスのアカデミーでは絵のスタイルの中では一番格下のものとして扱われていました。最高は神を主題として取扱う「宗教画」や「歴史画」。次に人間を描く「肖像画」。そして人間より格下とされた自然を扱う「風景画」、無生物を扱う「静物画」と続きます。当時女性は人間を描くことが許されていませんでした。それで「静物画」は女性がおおっぴらに描くことのできる唯一のものだったのです。
1997年のフランス映画「アルティミシア」では有名な画家を父に持つ娘のアルティミシアが、父の才能を受け継いで優れた画力の持ち主でありましたが、その当時の女性に閉鎖的な環境の中で男性に変装して絵の工房に通ったり、使用人の若い男性を誘惑して隠れてデッサンしてみたりと自由奔放な姿が魅力的にえがかれています。最後の方は師である画家と深い関係になって、なんだか悲惨なことになってしまうのですが、芸術は男性のものである的な環境がよくわかる映画であります。

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2004/10/06

トゥー・ブラザーズ

    two.jpg

「トゥー・ブラザーズ」Two Brothers 映画
監督:ジャン・ジャック・アノー 2004年イギリス/フランス合作

猫科の猛獣の中でも虎は一際美しいと思う。ヒョウや山猫も美しいけれど、やはりなんといっても虎はライオンにも劣らない王者の風格がある。このトゥー・ブラザーズは加えてアンコール・ワットという素晴らしい遺跡の中で撮影が行われたということもこの映画を見に行くきっかけとなった。物語は虎の兄弟の話に終わらない。人間のエゴによる「トラ狩り」は実際に行われていた。数々のトラの種類が絶滅し、トラの保護政策の裏で漢方薬の原料として高額で売れるトラの密猟や密輸が絶えないという。木材の伐採による生息地域の縮小問題もある。また、アンコール遺跡彫刻の盗掘問題や、修復と同時におこる観光地化が周囲の住人や動物たちの環境を激変させたり、さらには歴史を歪めさせたり断絶させたりするという危険性をまざまざと感じさせる。人間がおのれの利益のために(金儲けのために)することは大抵まちがっている。人間の英知をもっと自然と動物との共生、果てはこの地球環境を守るためのものに使うべきではないのだろうか、ということを考えさせられる作品である。


「ロザリンとライオン」Roselyne Et Les Lions VHS
    roselyn.gif

監督:ジャン・ジャック・ベネックス 1989年フランス/イタリア合作

人間は「美しくて危険なもの」に魅了される傾向があるが、こちらはライオンに魅せられ、サーカスの猛獣使いのスターを目指す女性、ロザリンの物語である。ライオンでなければ嫌、というロザリンのライオンに対する畏怖の念と愛情がひしひしと感じられ、やっぱりライオンは百獣の王であり最高に素晴らしいと思えてしまう。もともとサーカスという独特の雰囲気の中で危険と隣り合わせの切迫感を孕んだ猛獣ショーはそれだけで見ごたえのあるものであるが、猛獣使いが美女である所に更なる魅力が重なっている。ヒロインを演じるイザベル・パスコーは単なる演技とは思えないほどの迫力のある猛獣使いぶりを見事に表現した。その体当たり演技は凄いの一言である。半裸の美しい身体をライオンの前に無防備にさらし、鞭をふるいながら猛獣を操るライオンショー、最後のクライマックスのシーンは忘れられないほどひたすら官能と緊迫感に溢れ夢のように美しいものであった。

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2004/10/01

キリスト題材ミステリー小説

へたをすれば“とんでも本”になってしまう「キリストを題材にしたミステリー」ですが、面白かった本を2冊紹介。

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「イエスの遺伝子」◆ マイクル・コーディ著
天才遺伝子学者トム・カーターは人間の設計図ともいえる遺伝子の内容をすべて解読する画期的装置を発明。奇跡の治癒能力を持つイエス・キリストの遺伝子「ナザレ遺伝子」の謎を解明して脳腫瘍で余命1年の娘の命を助けようとする。一方、彼の遺伝子研究を神への冒瀆と考える組織による暗殺計画が進み、執拗につけ狙う殺し屋によって妻が犠牲になってしまう。やがてナザレ遺伝子の適合者が見つかるのだが・・。
1998年3月・徳間書店発行の単行本には映画化されるかもという話が書いてあるのですが、いまだに映画の話は聞きません。生前のキリストの遺物からたちどころにキリストのホログラムがコンピュータで出てくる場面があって、当時密かに期待していたのですが・・。今だったら「エピソード1」の3D通信映像のような装置で「パッション」のイエスみたいな人物像が浮かび上がったりするのかな。


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「ダ・ヴィンチ・コード」◆ ダン・ブラウン著
ルーブル美術館館長ソニエールが館内で死体となって発見された。死体はダ・ヴィンチの有名な素描「ウィトル・ウィウス的人体図」を模した形で横たわっており、さらに周りには複雑怪奇なダイイングメッセージが残されていた。彼の孫であり、暗号解読捜査官であるソフィーはそれが自分宛に残されたメッセージであると気付く。ソニエールは何を隠し、何を伝えようとしたのか。「モナ・リザ」「岩窟の聖母」「最後の晩餐」ダ・ヴィンチの有名な絵の中に隠された驚愕の真実とは・・。
2004年5月・角川書店発行の上下2巻になる単行本です。キリストの聖杯伝説の異説・新説を巧みに取り入れ、スピーディーに展開するストーリィです。ただ「最後の晩餐」をフレスコ画と言っていたり(あれはテンペラで描かれたものでそれで剥落がはげしかったんですね)、内容的にもちょっと「それはどうよ?」と思えるような所もあったりします。まぁ、暗号やらパズルやらてんこもりでミステリ・エンターテインメントとして読めばなかなか楽しく読める本です。
最近この本の中の内容に関して「フィクションとはいえ、受け入れがたい」というカトリック界の苦情によりレバノンでは発禁処分となっているそうですが、「やっぱりなぁ・・」と思いました。

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