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2005/10/30

銅版画制作ノート10

さて、練習を思い浮かべながらやってみた「リフトグランドアクアチント」ですが、なんだかいつもより泡がたくさん出るなぁと思っていたら、今日の硝酸の液は凄く濃かったらしい・・。少しだけトーンをつける予定だったのにあっという間に真黒に・・

      han1

泡の感じを出したかった所も、ポスターカラーで描いた所がつながってこのとおり・・

    han2

今回は思い通りにいかなかった所をどう修正するか、というのを学ぶ機会が多いような気がします。
たとえば、濃くなりすぎた所はピカールやサンドペーパー、バニッシャーなどで磨く。プリントするときにインクで調整したり、拭き取り方を工夫してみる、とか。

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2005/10/14

大原美術館展

     1_018

宮城県美術館で11月6日まで開催されている展覧会です。
大原美術館は倉敷に旅行した時に一度入って見たことがあります。
たしか「エル・グレコ」の絵が印象的だったという思い出がありましたが、残念ながら来ていませんでした。
スーラとともに新印象派を代表する画家、シニャックの「オーヴェルシーの運河」はスーラの点描より少し大きめの、点というよりは角で描かれている感じですが離れてみるとほんわりとした優しい風景画です。
チケットにも印刷されているセガンティーニの「アルプスの真昼」は同じような筆触分割の手法を使っているのですが、点ではなく線を細くぬりかさねて描いているせいなのか、離れてみるとアルプスの太陽の輝きにあふれたコントラストの激しいくっきりとした風景画です。
その他にもムンクやルオー、クレーなど数々の印象的な風景画、肖像画、版画など、普段なかなか見られない作品を鑑賞してくることができました。
美術館に行くとついやってしまうのが、他の美術館の特別展のチラシ集めと、展覧会グッズの物色買いです。
岩手県美術館の特別展のチラシはなぜかいつも気に入って、ずっと取っていたりします。
チケットをはさんでいるのがセラミックのはがき立て¥560(単に大原美術館で売っているというだけのグッズらしい)
隣りは諸橋近代美術館で買ったダリの鉛筆削り

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2005/10/03

銅版画制作ノート9

今度はリフトグランド、ディープエッチングを前回のアクアチントと併用してやっていきます。
白のポスターカラーに砂糖を混ぜた溶液を銅板に塗り、乾いたらその上にグランドを載せます。
そして、お湯で流すと白く塗ったところがグランドと共に流れ出し、銅板の面がそこだけ露出します。
そこに、松脂を振って熱し腐食させるとリフトグランドアクアチント、そのまま腐蝕させるとディープエッチングになります。やすりで磨くと光った感じが出せます。

      +++ 練習 +++
     hanga7

これはいちいち腐蝕させたくない所を黒ニスで塗って隠す必要がないので、楽といえば楽ですがどんな状態になるかが予想できないのが難点というか、楽しみというか・・。下絵をじっと見つめてエッチングとアクアチントとディープエッチングを、どう組み合わせて、どの順番で進めていくのか悩みます・・。かえって下絵などないほうがいいような気もします。
予想できない偶然性をいかした作品を作ってみたくて版画をはじめた訳ですから、ここは本当は楽しむ所なんですよね・・。

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