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2006/03/12

クリオラ

バッハの ”クリスマス・オラトリオ BWV248” 通称「クリオラ」は私が通い始めた合唱団の今年12月の演奏会の演奏曲目なのですが、第1部から第6部までの2時間半近くに渡る大曲で、現在すごい勢いで練習中であります。楽譜がぶ厚くて重い!
私にとっては「音階が高い、テンポが速い、ドイツ語である」という三重苦がのしかかっている訳ですが、なんとかついていっているといった状況であります。熱心な団員の方々は既に嬉々として自信に満ち溢れて歌っていて、楽しくてたまらないといった感じが伝わってきます。(特にテノール)
もともと、このクリスマスオラトリオはソリストも含め、男声のみで歌われるように作られているそうなので、CDを探しても少年合唱団で歌われているものが多いようです。当然、今私が歌っているソプラノのパートはボーイソプラノでキビキビと歌われています。

この間、クリオラのCDの第6部の最初のコーラス54番をパソコンに取り込んで、0.9の速さで練習していたら、先週の合唱の練習で歌を合わせた時に、(はやっ!!)と思ってしまいました。どうものんびりした性格がここでも裏目になっているのか・・そんなに急がんでも・・・と思ったりして。でも、0.9の速さで歌っていたら全曲歌い終わるのに2時間半じゃ済まなくなりますな。
普段の練習も周囲を気にしてCDもそんなに音を高くせず、蚊の鳴くような声で歌ってみる訳で、合唱団の強化練習にも行っていないので、私などは全然戦力にもなにもならない団員だよ、と思ってしまいますが、それでも自分が楽しいので続けていたりします。

合唱をやっていて良かったなと思うことは、バッハやモーツアルトでも自分の知らないいい曲を教えられたり、聞いたこともない作曲家の素晴らしい曲を知ることができたり、ラテン語でもドイツ語でも知識が少し広がるので今まで何気なく聴いていた曲の歌詞がわかるようになってきたり、作曲家についての知識や時代背景、指揮者や演奏家などの知識もついでに広がるというような所でしょうか。
勿論音楽を専門的にやっている方には常識的なことなのでしょうが、絵を描くことにばかり没頭している私にとっては、自分の知らない世界を垣間見ているような感じがしないでもありません。
そんな訳で最近私の頭の中はずっとクリオラが鳴り響いており、ドイツ語の歌詞で独り言をつぶやく日々がしばらく続きそうな予感。

chrioraクリスマス・オラトリオ(CD)

ユニバーサルクラシック
指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
演奏:イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
    モンテヴェルディ合唱団
演奏が波のように3拍子を踏んでいて、速くて軽やかな感じです。

chriora2クリスマス・オラトリオ(CD)

BMGファンハウス
指揮: ゲルハルト・シュミット=ガーデン
演奏: コレギウム・アウレウム合奏団
    テルツ少年合唱団
バッハ時代の慣習を踏襲した少年合唱団と男声のみの演奏。

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2006/03/04

アナスタシア

plus


BLOOD+ (DVD)
監督:藤咲淳一
原作:Production I.G・Aniplex
企画協力:押井守
音楽:Mark Mancina
声の出演:喜多村英梨、矢島晶子
大塚芳忠 ほか

毎週土曜日にTV放映されているアニメ「BLOOD+」。戦争兵器にするなどの目的で改造された人間である吸血モンスター「翼手」を狩るサヤとハジの話ですが、沖縄からはじまってベトナムに話題は飛び、最近はロシアが舞台となっています。場所もエカテリンブルグといえば、ロシア革命により皇帝一家が暗殺された所だな、と思っていたら、17話でなんとラスプーチンとアナスタシアの話が出てきたのでびっくり。遡ればロシア革命の時代にもサヤ達は翼手と戦っていたらしく、あの怪僧ラスプーチンは翼手ってことになっているらしい。(さもありなん・・・)。しかも、この話ではアナスタシアまでなんだかやばいモノになっている気が・・

ところで、ロマノフ王朝の最後の皇帝ニコライ2世の第4皇女アナスタシアについてはボルシェビキの手から逃れて生き残ったという説があって、あちこちで「私が生き残りのアナスタシア」と名乗る偽者が出てきたり、本や映画にもなって夢や想像を掻き立てられたりしたものでしたが、私が最近「エカテリンブルグ」とか「アナスタシア」という言葉にやけに敏感になっている理由は、島田荘司の「ロシア幽霊軍艦事件」という小説を読んだからなのです。

gunkan
ロシア幽霊軍艦事件
島田荘司(著)
角川文庫

この中の主人公アナ・アンダーソンについては、本物のアナスタシアであると信じて庇護する人達も少なくなかったという話ですが、聞けば何年か前にDNA鑑定で既に決着がついているらしいですね。
「ロシア幽霊軍艦事件」の中では御手洗がほとんど本物、という推理を広げていたのでうっかりその気になっていた私でした。
最近の島田荘司氏の推理小説は、御手洗が脳科学の研究者というだけあって、「魔神の遊戯」や「ネジ式ザゼツキー」などもそうでしたが、記憶喪失、側頭葉てんかんやサヴァン症候群などという症状をもつ人物が物語の中の重要な部分に関わってきたりして、一味違った読み応えがあります。アナ・アンダーソンについても脳科学の見地から彼女の見せた不可解な言動を推理してみせています。
社会派サスペンスというのか、現代社会が抱える闇みたいなものが根底に取り上げてある島田作品は後々まで考えさせられるものも多く、単なる推理小説では片付けられない後味が残り、そこが島田荘司作品に魅せられてヤミツキになってしまった理由でもあります。

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2006/03/03

現在進行中-Now Painting-

寒くてずっと活動が鈍っていましたが、3月に入りやっと少しだけ暖かくなってきたようなので、筆の運びも少しだけ軽やかになってきました。
現在ひたすら壁塗り作業に没頭しています。要するに下塗りなのですが、これが楽しい!
F30号2枚、F20号1枚、F3号4枚下塗り中!

        kabe


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