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2006/05/29

銅版画制作ノート14

暖かくなってきて、また銅版画制作が始まりました。
何回か受講した人と、全く新しく始める人両方を相手にするので先生も大変ですね。
きょうは小さな銅板で試し刷りです。

  Asobi
  エッチング、ドライポイント

今回は、「顔」に挑戦してみます。
花とか景色とかと違って、顔は失敗したら悲惨な結果になる気がします。
悲惨な失敗も覚悟で、当たって砕け散りたいと思います。

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2006/05/14

グノーシス

映画化のせいもあるのか「ダ・ヴィンチ・コード」がすごいブームになってしまいましたね。
2年前に神学ミステリーとしてこの本を紹介した時は、こんな社会現象になる程のベストセラーになるとは予想しませんでした。
やっぱり「モナ・リザ」の絵を表紙に使っているところが、どうしても目を引きますよね。
ただ、これからダ・ヴィンチの絵を見る人がダン・ブラウンという一人のグノーシス主義者の解釈を何の疑問もなしにそのまま受け入れて、それが一般的な見解になって広まってしまうのではないだろうか、と思うと心配になります。
レオナルド、とっくにこの世の人じゃないので反論もできないですしね・・

○グノーシス主義・・・ ウィキペディア解説


やっぱり、「ダ・ヴィンチ・コード」を読んだなら、こちらの本も読んでみると面白いのではないでしょうか。

Davinchi1
「反」ダ・ヴィンチ・コード
―嘘にまみれたベストセラー

ホセ・アントニオ・ウリャテ ファボ 著
(単行本) 出版社 早川書房


Davinchi2
ダ・ヴィンチ・コード その真実性を問う
ハンクハネグラフ、ポールLマイアー 著
(新書) 出版社 いのちのことば社






 Line01


このブームに乗ってか、単なる偶然か 「ユダの福音書を追う」という記事が「ナショナル・ジオグラフィック」2006年5月号に載りました。
これもまた、1945年にエジプトで発見されたナグ・ハマディと呼ばれる文書やイスラエルで発見された「死海文書」と同じく、一連のグノーシス派の文書の中のひとつだということですが、今まで裏切り者とされてきたイスカリオテのユダに対する見解が変わってくるのかどうか、興味のあるところです。


●面白かった神学ミステリーをもうひとつ
 Kumuran
クムラン
(角川文庫) エリエット アベカシス 著

「死海文書」に纏わる連続殺人事件の謎というフィクションです。
著者は「神学、言語学、記号論、神秘主義に精通した若き哲学教授」という紹介があるだけに、死海文書発見の経緯であるとか、ユダヤ教に関する事柄や考え方がとてもリアルで、考古学的な知識がなくてもよくわかるような書き方がされており、専門的な描写も逆に面白く感じられて目を開かされるものがあります。
どちらかというと、信仰を持つ人(ユダヤ教敬虔主義者の主人公)の内面的な葛藤のほうに焦点があてられていて、まわりの不可知論者やキリスト教徒など違った立場の人達の思惑が錯綜し、こういう世界に対して少し視野が広がるような思いがあります。
私は単行本を読んだのですが、文庫本が出ました。

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