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2006/08/24

吉原治良展

Yosihara
現代絵画への軌跡
吉原治良 展
2006年8月6日~10月9日
宮城県美術館


あまり期待せずに行った「吉原治良展」でしたが、自分の中では予想外になかなか良かったなという感想を持ちました。 期待せずにというのは、チラシにあった「黒地に大きな赤の丸」という作品には特に興味が湧かなかったという理由からです。
会場に行ってから、「吉原治良」があの「具体」の中心的な人物だということに気がついて、ちょっと愕然としてしまいました。

具体美術協会、通称「具体」は、吉原治良を中心に集まった前衛的な美術家集団です。
海外でも高い評価を得た「GUTAI」の活動は、「誰のまねもするな、今までにないものを作れ」という吉原のモットーに貫かれており、美術という概念に捉われない多様な素材や、激しく身体を動かして表現するパフォーマンス的な制作活動が特徴的です。

「具体美術協会」のことは、ず~っと前のテレビの放送でしか見たことはないのですが、それぞれ「!?」がつくような表現活動だったことだけはおぼろに覚えています。特に、メンバーの白髪一雄が天井から縄をつるしてそれにつかまりながら、足でダイナミックにペイントしていた姿は強烈に印象に残っていました。

フランスで「アンフォルメル」という抽象表現活動がおこってきた時期と重なるらしいですが、それより少し前にこの活動が始まっているということは、この流れに乗って始められたとかではなく、吉原の言葉どおりオリジナリティの追求の結果であるということなのでしょう。

ともあれ、その吉原治良の初期の具象作品から、晩年の抽象作品に至るまでの変遷がよくわかる展覧会でした。初期の魚などの作品もちょっと面白い感じを受けましたが、やっぱり戦後になって世の中が少し落ち着きを取り戻した頃の抽象的作品の方が私は好きです。
具象から抽象への移行期の作品は、線とか面、色やモチーフのの配置などにこだわっている様子が感じられますが少し不安定な感じも受けます。時代が経つにつれて筆のタッチや、盛り上がりやうねり、刻んだり流れたりという質感や触感が感じられるものに変わってきて、最終的には明快なフォルムである丸の形に行き着いている、という変遷の過程が一気に見られてなかなかに興味深いものがありました。

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2006/08/23

藤原道山 コンサート

宮城県美術館の「吉原治良展」関連イベントとして、8月20日美術館のエントランスホールにて気鋭の尺八奏者「藤原道山」コンサートが開かれました。

  Dozan

はっきり言って私はその日、このイベントはまったく知らずに出かけたので、まさに「ラッキー!!」としか言えないような気分でした。
最近は日本古来の楽器を演奏する若い演奏家が増えてきていますが、これはとても素晴らしいことではないかと常々考えていたりします。ヨーヨー・マ率いるシルクロードアンサンブルの尺八奏者が、日本人ではなかったことにちょっとがっかりしたこともありましたが、藤原道山の素晴らしい尺八の音色がもっと世に知られるとうれしいと思います。
もともと琴の演奏が好きなので、十三弦と十七弦が加わったコンサートはとても楽しいものでした。
知らないで行ったくらいなので、もっと宣伝されていればもっと人がたくさん集まったのではないでしょうか。

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2006/08/07

ウィーン、広告ちょっと撮り

外国へ行くと、目に付くのが広告。
面白くて思わず写真を撮ってしまいました。

Kok1
今年はモーツァルト生誕250年祭なので、さすがにモーツァルトコンサートの広告が多い。

Kok3
吹き出物を出してるモーツァルト・・!?


Kok5
工事中の広告もオシャレだ。大きな広告は美術館の広告が多い。

Kok4
道路にも・・。


Kok7
マリア・カラスだ・・。


Koku8
リングと呼ばれる街の中心部の環状道路には、オレンジ色の丸で顔が隠れてるふたりのハダカの女性の広告が至る所にあって目を引きます。

Kok6
小さくてよく見えない・・・
バスの中から撮ってたら、すごく大きな広告があったのを撮り損なった・・、残念。


Kok2
ん・・?これはショップの中のコーナー。広告じゃないけど目に付いた・・題名が全部「MANGA」って書いてある。日本のモエブームがここにも!?

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2006/08/04

アートカフェ

 Cafe
ギャラリーがあるカフェは、数少ない私のくつろげる場所だったりします。
ひとりで行っても気にならないで妙に落ち着けるので、つい長居してしまったりすることもあります。
よく行く所は「カフェ マティス」という河原町にある喫茶店です。
ゆっくりとオリジナルのコーヒーを飲みながら、置いてある美術雑誌を読んだり、展示してあるものを眺めたりする時間が好きです。 そのうちここで展覧会をやってみたいかな、などと思っていたりします。


先日、長町でアートカフェをやっている知り合いから電話があって「展覧会やってよ」なんていうお誘いがありました。場所的にちょっと奥まった所にあって、なかなか大変らしいのです。
次回個展のテーマとして描いている絵はまだまだ完成しそうにないので、今年も個展はちょっと無理みたいですが、今までの作品に小さな新作を少しだけ加えて、アートカフェでミニ展示会みたいなのをやってみようかな、などと今計画中です。

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