2008/11/17

銅版画作品展in芸工大

銅版画公開講座 受講生作品展
場所:東北芸術工科大学
    図書館2F「ガレリア・ノルド」
    山形市上桜田3-4-5
日時:11月18日(火)~29日(土)
    9:00~20:30(土:~17:00、最終日:~15:00)
    日曜休館

      Sakuhinten

今回の秋の講座の作品を出す予定でしたが、間に合いませんでした・・。
「鳩の庭」「Lotus memory」の2点参加しています。

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2008/09/06

銅版画制作ノート#ROSE

銅版画の制作ノート、今回は初めてのメゾチントに挑戦してみました。
メゾチントとは銅板を腐蝕せずに、彫って調子を整えていく方法です。
今までの「エッチング」は銅板に腐蝕止めをしてからニードルなどで傷をつけ、硝酸などに入れて傷ついた所を腐蝕させて溝を作り、そこにインクをつめてプリントするやりかたでした。つまり、溝ができた所が黒くなります。
腐蝕せずに彫るやりかたで最も簡単な方法は「ドライポイント」と言って、直接銅板にニードルなどで傷をつけます。これも傷ついた溝にインクがつまって、刷ると黒くなります。

「メゾチント」は逆です。
はじめに銅板に縦横斜めにびっしりと傷をつけ、インクをつめてプリントすると真っ黒になるようにします。これを目立てなどと言います。
それからバニッシャーなどという専用の道具などで傷を削ぎとっていき、白くする面を起こしていくのです。
目立てするのが大変なので、銅板が大きいと並大抵の苦労ではありません。目立てしてる途中で挫折する人もいるとか聞きます。
しかし、その苦労を乗り越えると、刷ってできた黒は「マニエールノワール」という、ビロードのような深い黒となって作品を引き立てるのですよ。本当に美しい黒なのです。

私も挫折する可能性大なので、小さい銅板(大体6×5センチくらい)でやってみます。

   下絵エンピツ書き(薔薇のデッサンです)
   Rose05

これを彫ってみたいと思います。
彫ってしまえばあとはプリントを失敗しないようにすればいいので、いろいろなテクニックは不要です。
あぁ、でも私はプリントが一番苦手なのでした・・。

4枚刷って一番マシだったのがコレ↓(薔薇です)
   Rose5jpg
   ROSEδ

しかし、今回何よりもきれいだと思ったのは何を隠そう「銅版」の方だったのです!
   Rose005
   ROSEδ銅版(原版)

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2008/08/02

銅版画制作ノート08春

じめじめした暑さが続いています。油彩な日々が戻ってきたはずなのに何もしないでぐったりしてます。筆のかわりにマウスを持って、青空文庫で「ポラーノの広場」を読みふけったりなどしているので、制作が遅々として進みませんのです。今もブログなんか開いちゃってるし・・。

さて、
落ち葉をモチーフにして、線でエッチング。丸い模様をリフトグランド。次は点描に移ります。もみじが赤くてきれいなので、なんとか感じを出したいところです。
  Ha_ten
集中してニードルで点々打ちをしていたら、指が曲がったまま伸ばせなくなりました。腱鞘炎にならないように休みながら彫ることにします。それにしてもニードルって持つところが丸くて使いにくいですね。持ちやすい工夫とかされないものなんでしょうか。自分ですべらないようになにか巻くといいのかな、などと思います。私の愛読書で深沢幸雄著の「銅版画のテクニック」という本には、工具を自分で作るやり方がくわしく書いてあるのですが、不器用なのでとても作れませんよ、自分で作っちゃうって凄い・・と感心するばかりです。

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2008/07/25

銅版画制作ノート08春

制作しているうちに、自分が好きなものがわかってきてよく使うようになるということがあります。
例えば「骨の白さと質感が好きだ~」とか、「白い丸いものが好きだ~」とか、「なんかこの割れてる感じがすごい惹かれる~」、とかなのですが(油彩の話です)、版画制作しているうちに、やっぱり泡や飛び散ったものが好きな気持ちが出てきましたよ。
そこで今回は派手に丸いものを飛び散らせてみることにしました。
ポスターカラーを金網でスパッタリングしてリフトグランドしてみようかと考えましたが、細かすぎると熱湯で流してもポスターカラーが流れない可能性があるので、地道に銅板にまるや点を筆で描いていきました。
Han_1グランドを載せて熱湯でポスターカラーを流します。やけどに注意です。
それでも小さな点はグランドが取れない所があって、水に切り替えて指でごしごしこすったり、また熱湯に切り替えて流してみたり、四苦八苦して流すのに時間がかかってしまいました。やっぱりスパッタリングしても無駄だったかもしれませんね、このくらいの小さな点が流れないのですから。
でも、前回やった時はポスターカラーに砂糖を加えた気がします。グランドもリフトグランド用に少し油を加えてやわらかくしてあった気がします。もしかすると自分で濃度とか、材料を工夫してやればスパッタリングを流すのも可能かもしれませんね。


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2008/07/12

「版画みやぎ2008」展 開催中

「版画みやぎ」2008
期間7月11日(金)~16日(水)
場所仙台メディアテーク 5Fギャラリー
時間10:00~19:00(最終日17:00まで)

10日の貴重な搬入風景、載せちゃいますっ!

  Hanmiya1

  Hanmiya2

  Hanmiya3

  Hanmiya4

この、みんなワラワラと忙しい雰囲気が、なんだか楽しいんだよね。

ちなみに私は今回の春の作品も展示に間に合わせました。
前回(ガレの個展)で、額装を画材屋さんにまかせっきりにしたのですが、今回はお金がな~い(ToT)・・ということでせっせと自分で額装したので時間がかかりました。
「銅版画制作ノート」の更新もピッタリと止まってしまっていましたが、遅ればせながらこれから今回の春の作品の工程を載せていきたいと思います。

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2008/06/28

銅版画制作ノート08春

のんびりした気分で始めた銅版画春の講座。
ちょうど土曜日、講座に出かけようとした矢先グラグラッ・・!っときました。
岩手・宮城内陸地震です。
山形行き高速バスのバス停に並んでいると、並ぶ人がどんどん増えてきて長蛇の列になってしまいました。しかもバスが全然来ません。前の人が、仙山線が止まったのでバスに切り替える人がどんどん並んでいるのだけれど、高速も現在通行止めです、と情報をくれました。
無理して行って土砂崩れなんかにあっては大変だし、帰って来られなくなるかもしれない、と思ってその日の講座はあきらめて帰りました。
仙台から通っている人たちはほとんど行けなかったようです。

講座で知り合った人に7月にメディアテークで開かれる「版画みやぎ」展に出しましょう、とお誘いを受けました。宮城で版画を制作している人なら誰でも出せて、経験とか作品の大きさとか規定がないと言うので、私の小さな作品でも大丈夫らしいのです。
じゃあ・・、なんて軽い気持ちで受けたものの・・・7月ってすぐだし!
ちょ、コレのんびりやってる場合じゃないのでは・・!?

    Hanmiya


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2008/06/27

銅版画制作ノート08春

春の銅版画講座、今回はなんだか思いっきり手抜きをしたい気分。
いつも頑張りすぎて、時間オーバーでいつまでもねばっている困った受講生になっているので、今回こそは時間通りに終わる気満々です。

今回は・・・

  Sizuri

試刷り草稿です。
そう、どこかで見たような・・と思ったアナタ、正解です(たぶん)。
(理由は言わないでおきましょう)

頑張らないエッチングと、頑張らないアクアチントで仕上げれば終わるはず(予定)です。

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2007/12/08

銅版画制作ノート07秋

最終回の銅版画の時間はプリントに専念する予定でしたが、黒ニスのマスキングをしながら腐蝕する作業に手間取って時間ギリギリでなんとかプリントにこぎつけました。
本当は1枚試刷りをした段階で、手直ししたい所を彫って仕上げたいと思ったのですが、時間がなくなっていきなり本刷りです。

   Hasud
   お、なんか思ったよりイイ感じじゃないですか?

手彩色する場合は白い所がこのくらいあってもいいかもしれません。
でも真中の蓮の花も鯉も、もうちょっと掘り込みたい感じがします。それと泡が全部白いので、春に時間があればまたちょっと手を加えてみようと思います。

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2007/12/03

銅版画制作ノート07秋

これはなんでしょう?
  ↓  ↓  ↓
Ndoban

実はこれは黒ニスを塗った銅版です。
アクアチントを7段階に分けて腐蝕しているのです。
松脂をかけて熱し、一度腐蝕させてから一番明るいグレーにしたい所を黒ニスを塗って覆い、腐蝕を止めます。
また何分か腐蝕し、さっきよりも一段階暗いグレーにしたい所を黒ニスを塗って覆います。
何分か腐蝕し、もう一段階暗くしたい所を黒ニスで覆います。
何分か腐蝕し、もう一段階暗くしたい所を黒ニスで・・・・・をえんえんと5段階繰り返しています・・。
この作業で2回の講座が費やされました。黒ニス塗りに時間がかかるのです。
もう何が何だかわからない状態になっています。
この作業が終わらないことには途中で試し刷りもできないので、どこがどうなっているのやら全然見当もつきませんよ。大成功か大失敗かはもうプリントしてみるまではまったくわかりません。
これは偶然できる効果が期待できるのか??と一瞬思いましたが、どうも違いますね。
「黒ニス、間違って塗っちゃったよ、どうしよう~、これもありですかー?」みたいな・・・?

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2007/11/15

銅版画制作ノート07秋

さて、きょうは5日くらい前に摘んで押し葉にしておいた葉っぱを載せて、ソフトグランドをしてみたいと思います。
全体に適当に葉っぱを載せてプレスしてみると、さすがに押し葉になっているのでぐちゃっとはなりません。
・・・なりませんが、ぴったりソフトグランド液にくっついて剥がれませんよ??
ニードルで端のほうをつんつんして浮かして剥がそうと試みてみますが、テキもさる者ペリッと途中から破れて少ししか剥がれてきません。乾燥してますもんね・・押し葉ですから。
たっぷり1時間、剥がそうと奮闘しましたが、そのうちニードルでつんつんした所が傷ついてなんだか悲惨な感じになってきました。
先生に「剥がれません。」と言ってみます。ソフトグランドに適さない葉っぱもどうやらあるようです。そういえば、ミモザの乾燥した葉っぱでやっぱり剥がれなくて失敗したことがありましたっけ。乾燥度合も前日くらいの押し葉だったらよかったのかもしれませんね。
そのうちに、水で濡らしてみれば乾燥した葉っぱが少し湿って剥がれやすくなるのでは、とアドバイスされてやってみると、「おおぅ!」 ずっと剥がれやすくなったではありませんか。もっと早く言ってくれって感じです。もうニードルでつんつんして余計な傷がいっぱいついてしまいましたよ。ちょっとこれはやり直さないとダメみたいです・・・

押し葉を使い切ってしまったので、念のためと思って途中で摘んできた生の葉っぱを使うしかありませんね、これは。剥がすのに余計な時間を使ってしまいました。こうなったら生葉で挑戦です。
すっかりキレイに拭き取ってから、ソフトグランド液を銅版にかけて生葉を載せてプレスします。
助手の人に手伝ってもらって、ものすご~く弱く圧の調整をしてもらいます。助手さん曰く「たぶん弱~くなってるはず・・・」 ということで、プレス機を回してみると、なんだかきょうは手ごたえがない感じでするすると回ります。おそるおそる開けてみると、左の方に載せた葉っぱはうまくいったみたいですが、右の方に載せたのがぐちゃっとなっていました。助手さん曰く「右の圧が強かったみたいですねー・・」
(ここの学生、よくこのプレス機使ってるなー・・)などと感心してる場合ではありません。時間もないので、右の方はまたあとでやることにして左の方だけ腐食させます。ここまでで、既に2時間半経過。
うまくいかないもんだな・・と思いつつ、右の方のソフトグランドに挑戦します。
4枚載せた葉っぱのうち1枚があまり葉脈がうまく出なかったのですが、あきらめてそのまま腐蝕させます。
時間が過ぎてみんな帰ってしまったのですが、どうしても試し刷りをしないと気が済みません。
無理を言って試し刷りをさせてもらいました。1時間オーバーです。(・・そうです。いつも時間オーバーして迷惑をかけているのは私です。)
手を真っ黒にしてプリントしてる間に、先生と助手さんたちはなにやら「鍋」をはじめちゃってます。助手さん曰く「版画の公募展の締め切りが迫っていて遅くまでやるので自炊してます」
おおー、なんだかウチのご飯より豪華です。

と、いう訳で苦労したソフトグランドの試し刷りです。
 Hasuc
なんだか苦労した割に葉っぱがうるさい感じに見えます。
これ、やらないほうがすっきりして良かったんでないの?って感じですが・・
まだまだこれから、どんどん黒くしていく予定です。

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